2013年9月18日水曜日

トリガーとハンマーの交換 ①作戦を考える

可動パーツで最も大掛かりな、トリガーとハンマーを交換します。

トリガーを引くと、トリガーバーを介してシアーを解放し、ハンマーが落ちます。
この動きをどうすればよいか考えていましたが、ようやく方向性が見えてきました。

方法① トリガーはいじらないが、トリガーバーも交換して、ハンマーを加工する。
     (運が良ければすんなりいきそうだけど未知数)
方法② トリガーとハンマーをノーマルに合わせて加工して、それだけを交換する。
     (確実だが加工が大変)

用意したのは、タニオ・コバUSPのトリガー、ハンマー、ピン、トリガーバーです。
スプリングはノーマルから移植します。

ハンマースプリングを撮り忘れた

まずは方法①で逝ってみて、うまくいかなかったら方法②にしてみようと思います。

早速やってみましたが、方法①は残念ながらダメでした。
トリガー自体は問題なく交換できるのですが、様々な問題が浮上しました。
全く別の物を移植しようとしているので、当然と言えば当然ですね。

というわけで、方法②で逝きます。
加工は大変ですが、ここまで来たんですから完成させます!

2013年7月23日火曜日

ピストン打撃音の軽減

今回はエアガン改造の基本(なのか?)に立ち返って、ピストン打撃音の軽減に取り組んでみたいと思います。

ピストン打撃音と言っても、直接聞こえる音・フレームを通ってくる振動音・マズルから聞こえる音など色々あります。

フレームを通ってくる振動音はまず無理。サプレッサーを付ける気もない。ということで、直接聞こえる音を軽減したいと思います。

とりあえずお手軽に、緩衝材を貼り付けるという方法で逝ってみます。
用意したのは百均で買ってきたシール付きクッション材です。
これを丸く切って、ピストンヘッドとシリンダーヘッドに貼ります。


注意点としては、貼る所をしっかり脱脂する事と、ノズルを塞がないように穴を開ける事ですかね。

ちなみに、この加工をするとピストンストロークが減るので、飛距離やパワーに影響が出るかもしれません。

やってみた感想はというと…まったくダメでしたorz
緩衝材がつぶれたまま戻らず、役割を果たしてくれませんでした。

この失敗を活かして(活かせるのか?)、次は高反発の緩衝材を使ってみます。
用意したのはメラミンスポンジです。
素直にソルボセインを使えって感じですが、どうもあのゲル系の緩衝材は使う気になれなくてね。


これも丸く切って、ピストンヘッドに貼ります。(今回はピストンヘッドのみ)
やってみた感想はというと…ほんの少し良くなりました。
音量は変わりませんが、高音が緩和された感じです。
まあ到底納得できるレベルではありませんが…。

そのうちピストンヘッド自作とかやってみたいですね。
スプリングの振動音も軽減できるといいんですけどね。

2013年7月15日月曜日

リコイルスプリングガイドをいじる

本当は、リコイルスプリングガイドは金属で作れればいいんですが、旋盤やフライス盤といった工作機械なんてないので、棒の部分だけ金属製にします。

用意したのは、タニオ・コバUSPのリコイルスプリングガイドの棒です。


手順としては、ノーマルの棒を容赦なく切り落とし、サイズを合わせた棒に差し替えて、肉抜きをパテで埋めて仕上げます。
この改造で一番難しいのは、金属の棒を真っ直ぐ・センターに固定することです。
ですが、今までの改造に比べると、とても簡単です。



見た目はほとんど変わらないので、重量アップ目的ですね。

ちょっと長過ぎたかも

2013年6月26日水曜日

コントロールレバーの交換

マガジンキャッチ、スライドリリースときたら、次はコントロールレバーでしょ!
というわけで、コントロールレバーを交換します。

用意したのは、KSC USP 45のコントロールレバーです。
加工前の写真は間違えて消してしまったようで、なくなってしまいました。

加工は部品だけで済みます。
まず棒(?)の先端を、ノーマルと同じ位置を同じ深さに削ります。


実はこの加工だけで、交換出来るといえば交換出来ます。
残念ながらただ交換出来るだけ。
レバーがグルグル回ってしまいますし、セイフティも掛かりません。
それでは格好悪いので、ノーマルに合わせて板を追加します。

ある程度の強度が必要なので、板を貼る場所を削って溝を作ります。
その溝に板を、金属用瞬間接着剤で貼り付けます。
元々あった切り欠きは、パテやゼリー状瞬間接着剤で埋めます。

切ったり貼ったり削ったり…

あとは綺麗に削って、塗装すればOKです。

これでレバー類はすべて金属製になりました。
あとはハンマーとトリガーだけど…
どう交換するかまだ考え中です。

2013年5月10日金曜日

スライドリリースの交換

プラスチックのスライドリリースとはおさらばして、金属製のスライドリリースに交換します。

用意したのはKSC USP 45のスライドリリースです。



交換するにあたって、部品と銃本体両方とも加工が必要です。

スライドリリースは、
・スライドをストップさせる爪が長過ぎる
・スライドの切り欠きに合わせる突起が厚過ぎる
・スライドと干渉する部分
それぞれ削ります。


銃本体は、スライドをストップさせる爪が入るように切り欠きを入れるのと、棒(?)の付け根が入るように、深さ3.5mmほど抉ります。

ついでに元々開いていた穴も塞ぎました

変な所に加工痕がありますが、これは当初、タニオ・コバUSPのスライドリリースを使う予定で加工した痕です。

しかしスライドとスライドリリースが干渉する部分が、スライドリリースのデザインが変わってしまうほど削らないと嵌まらない事が判明しました。
なので急遽KSCのスライドリリースに変更したわけです。

組み立てるとこんな感じです。
金属製になるとかなり雰囲気が変わります。重量も増えます。触ると冷たいです。いい感じです。

久しぶりに組み立てたな…

塗装は、まだ他にも作業があるので、後程まとめてやります。

このスライドリリースに交換すると、フィールドストリップは実銃と同様に、スライドを少し引いて、切り欠きにスライドリリースの突起を合わせて行うようになります。

2013年4月1日月曜日

グリップの重量アップ

完全分解するとグリップのウェイトが外れますが、まだ隙間があるので、ここにもウェイトを追加します。


ちょうど良い大きさになるように削ります。

鬆(す)がひどい

組むときにカタカタいうので、両面テープで止めます。


総重量では確実に増えていますが、グリップに近いほど重量の変化は感じにくいものです。

2013年3月17日日曜日

内部の完全分解

内部部品の外し方を紹介します。

外す前や外した後に、付いていた向きを確認しておくと、取り付けるときに困らないでしょう。
私はどんどん外して、後で困るタイプですが。

・内部部品の外し方

①トリガーを外す


②ハンマーが当たる部分の金属の板を外す


③シアーを指で押さえながら、トリガーバーを斜めに抜く


④ハンマーを起こして、コントロールレバーを止めている部品を、写真のように押しながら、コントロールレバーを抜く


⑤ハンマーとシアーを外す


以上で全ての部品が外れます。
組み立ては、慣れるまで大変かもしれませんが、パズルみたいで楽しいですよ。

2013年3月16日土曜日

完全分解

このあと予定している改造をするために、完全分解する必要性が出てきました。

・完全分解の方法

①マガジンを抜き、スライドを外す

②トリガーから伸びているスプリングを、ラジオペンチで外す



③マガジンキャッチを外す

④右グリップ左下にあるプラスネジを外す

⑤フレームを左右に割る
 *全体を少しずつ開いていく感じです。


⑥内部の部品を外す
 *配置を覚えておきましょう。

まだ内部の部品は外していません

以上で完全分解完了です。
ですが、内部の部品を外すのには、多少コツが必要です。
長くなってしまうので、次回詳しく紹介します。

2013年3月15日金曜日

マガジンキャッチ交換

ディティールアップのために、金属製のマガジンキャッチに交換します。
僅かに重量アップもすると思うし。

用意したのは、タニオ・コバUSPのマガジンキャッチとスプリングです。


・マガジンキャッチの外し方

①マガジンを抜く

②ピン1本で止まっているので、硬くて細い棒で押す(左右どちらからでもOK)


③マガジンキャッチを引き抜く
 *スプリングをなくさないように


手順はこれだけ。

ボルトオンでは取り付けられないので、現物合わせでガシガシ削ります。



逆の手順で取り付けますが、スプリングは爪などで押し込みます。
まだ塗装はしていませんが、なかなかいい感じです。若干重たくなったし。
金属製に交換した副産物として、マガジンのホールドがカチッとしました。
やっぱり金属製は良いですね。

写真じゃよくわかりませんね。

2013年2月25日月曜日

インナーバレルとチャンバーパッキンの交換

いよいよインナーバレルとチャンバーパッキンの交換です。
用意したのは、
「LAYLAX・東京マルイ 電動フィクスドM93R インナーバレル」
「FIREFLY・東京マルイ電動ハンドガン スカイフィッシュ辛口」
この2つです。



M93R用のバレルを用意したのには、深い意味はありません。
どうせブッた切るので。

バレルをチャンバー側から93.5mm(ノーマルは91mm)になるように切って仕上げます。

ちょっと長く見える

これも長く見える

削りカスを綺麗に取り除いて、チャンバーパッキンを取り付けます。


ノーマルはチャンバーカバーがありますが、もちろん使えません。
なので、ホップがかかるように押すための部品(今回はゴムの切れっ端)をはさんでテープで巻きます。


う~ん、どれくらいの厚みのゴムを使えばいいのかわからない。
とりあえず1mm厚のゴムをはさんでみました。
可変ホップに出来ればいいんだけどねえ。
インナーバレルをセットして組み立てたいところですが、アウターバレルのチャンバー側入口の内径が狭く、このままでは入りません。
削ります。

うまく削れたらインナーバレルをセットして、分解の逆の手順で組み立てます。

インナーバレルがステンレスなので、重量アップにも貢献しました。
肝心の弾道はと言うと、ホップは良い感じで、飛距離も伸びました。
気になっていた右曲がりもなくなり、ホップのかかりも安定しています。
とても満足のいく仕上がりになりました。

2013年2月22日金曜日

インナーバレルを外す

以前の投稿で、弾道がヘンなのが気になると書きました。

どうヘンなのかというと、ある程度の距離までは真っ直ぐ飛び、急に右に曲がっていくんです。
「これは初期不良で、撃っていれば治るだろう」と思っていましたがそんなことはなく、曲がるクセは治りません。
で、バラしてみました。

・インナーバレルの外し方

①スライドを外して、バレル・チャンバーユニットを取り出す


②エジェクションポートカバーを広げながら外す
 *中に小さなスプリングがあります。なくさないように。袋や箱の中でやるといいかも。

両手が写っている写真は、6歳の娘が撮影しました。

③アウターバレルのプラスネジ2本を外す


④アウターバレルを左右に広げながら、マズルから棒で押す
 *私はリコイルスプリングガイドで押していますが、リコイルスプリングガイドにキズが付きます。イヤな場合は、別な物で押しましょう。



⑤チャンバーカバーを外す



…このチャンバー、ダメでしょう。
インナーバレルにゴムのチャンバーが乗っかってるだけ。
安い銃はこんなもんかねえ。

と言うわけで、次回インナーバレルとチャンバーパッキンを交換します。

2013年2月18日月曜日

マガジン重量アップ

軽さが気になったので、まずは簡単に出来る、マガジンの重量アップをしたいと思います。

・マガジンを分解する

①マガジンの底の丸い突起を、マイナスドライバーで押しながら、底板をスライドさせる




②側面のプラスネジを緩める(まだ外さない)

③上部の部品をマイナスドライバーで、反時計回りに90°回す



④黒い部品とスプリングを抜く

⑤側面のプラスネジを外す

これで開くので、静かに開けます。
モナカの空いてる所にウエイトを入れます。



組み立ては逆の手順で。

うん。少し重たくなった。
でもバランスが悪いな…。
この先に予定している改造で、バランスが良くなるといいな。